九九鳴き浜へ【1日目-9/16】

浜へは舞根湾から少し山を登ったところに入口がある。そこから一度緩やかな丘を上り、下りの山道の延長に浜がある。山道を歩きながら微かに波の音がしてくるのが心地よい。

海の向こう側にはすぐ気仙沼大島がみえる。そんなところにあります。

「鳴き砂」というものを全く知らなかった私。長靴で歩いてみるとキュッキュッっと鳴りました。
浜が汚れてしまうと鳴かなくなることから環境のバロメーターと言われています。

私にはなんとなく人の声のようにも聞こえて誰かに呼ばれてような空耳に近い印象でした。


海の仲間達の方々のご指導の元、清掃活動。
大きなものは何人かで力を合わせて運ぶのですが、小さなゴミも大変。目の細かいザルを使って砂の中に混じってしまった発砲スチロールや断熱剤分別。
砂は貴重なのでなるべく落す。

他にも森の中まできた津波で海水に浸ってしまった木を伐採する作業も行われた。
これらの木は牡蛎の養殖に使用される。それにしても浜と森が近い。


気仙沼駅前ますや食堂で作ってもらったおむすび


大きな木がたくさん絡まってしまっているのをオーシャンファミリーの海野さんがチェンソーで切る。
おもわずみなさん見入ってしまいなんだか彫刻のデモストのよう。

清掃が一段落するとお船を使って清掃機材を運び出す。浜は道路と繋がっていないけど海の道と繋がってる。
山育ちの私には船で運んだ方が効率的、っていう頭がないので感心。