材料のこと


居候中の市山くじらやの部屋から。市山ちゃんいわく、お米ができるころは匂いだけでお腹がいっぱいになるとか。

朝から土を買いに内田皿山焼
最初は天草陶石(白い磁器)だけでと考えていたのだけど、昨日金澤さんと話をしたりしていて粘土もよいなと思っていたので粘土も買うことにした。
陶芸家さんはみんなそれぞれいろんな土を配合してどんなふうになるか実験している。釉薬もそう。そうゆう実験の話をいつも聞くのが面白い。
帰りに市山ちゃんに誘われて海へ。貝やシーグラスをひろった。シーグラスは釉薬にもなるらしい。貝もたくさんひろった。貝を砕いていれても面白いかも、とか磁器の砂を混ぜてもおもしおいかもとか、市山ちゃんのそんな話が「錬金術」とか「魔術」の話みたい。釉薬には葉っぱの灰が混ざってたりするし。私もなにか実験したくなった。

私は普段作品を作る時、材料の大半はホームセンターで手に入れているのでその素材が一体どうやってできているのか、どうゆう成分なのかをたいして知らない。今回、地面からとれたもの(土)で地面を刺さるような作品を作ろうとしているのだけど、もとをたどればいつも使う針金だって元は地面にあったんだよなぁと思うと元はどんな形をしていてどうやって精製されてきたんだろうと本来の姿が気になった。

くじらやに戻り、早速土に触る。今回ドローイング、テキスト、磁器と考えていて全て同時進行。作りながら物語を組んでいく。


少し土に水を含ませて柔らかくしたら断然作り易い。


なんか海で拾ったパーツ。魚の骨?イカ?いくつか同じものがあった。透かすとなんかマリア様っぽい。

こうやって日記を書いてみようかと思うけどなかなか時間がかかる。書き方も考えなくちゃ。制作も大事だけど記録も大事。がんばろ。