山かげ亭〈太宰府〉の道しるべの会のお話より

山かげ亭の中にはカエルやアリや宇宙人がいるらしい。

レストランがあったり、宇宙船が飛んでいて、森の中には伝説のトイレがあって。
誰かが残した指紋やビー玉が潜んでる。
何のためにあるのか謎な部屋があったり椿の実がぽつん、ぽつん、て庭に道を作っている。

橋の下には草がたくさん生えていてカタツムリのぐるぐるがぐるぐるした道をつくっているので迷ってしまいそうだ。モジャモジャの草のある岩の上はアリ達にとって憧れの場所らしいといういろいろな証言があるようだ。

カエル達が知っているのはちょっと変わったの木の場所と屋根からたれた4と4の紐だって。ある宇宙人は梅の木の流れ星にみとれちゃって、またある宇宙人は窓の木枠からちょろっと生えた葉っぱをじっとみているのでした。

おわり

本当はおわりじゃない。つづく。だ。道はずっと繋がってるからね。

これは福岡県太宰府牟田アトリエのアートキャンプで道しるべの会を開催した時に子ども達が書いてくれた物語から私がちょっとずつエピソードを拾って書いた文章です。

文章じゃなくてぐわーーと絵を描いてくれた子がいたり道しるべの材料である「なぞパーツ」を一生懸命増産してくれる子がいたり。2日間一緒にすごした中でのひとプログラムだったけど面白い時間だった。ちょっと気がついたことは自慢できるおもしろい場所、と言って探してもらったらみんなわりと素朴な場所に結構興味がいってたな。

道しるべの会レポート、今度は「なぞパーツについて」と「牟田アトリエについて」記事かきます。