篠笛の練習 **木のお話5**

一週間前からやっと篠笛を習い始めました。
先生はうちの父さんです。地元のお囃子でも笛を教えたりしています。ずっと習いたかったのだけど照れくさくて。

そしてなぜ、この記事を木のお話に書いているかというと篠笛は竹でできているから。竹の一節からできていて別名「竹笛」ともいうそうです。主にお祭りなんかで音色を耳にすることが多い笛です。

まずは音を出す練習をしています。指穴を全部ふさいで出す筒音という低い音がすごく難しくまだ手前の段階です。
高い音を出すときはなんとなくお腹に力を入れると出やすいような気がするなとか。上を見上げる感じがいいような気がする。とか自分で段々つかんでいく。
難しい低い音。低い音ってそもそもどうゆう仕組みなのだろうと自分で低い声をだしてみたり、口笛で低い音を出してみたりしてその感覚で笛を吹いてみると結構上手くいったり。他にもロウソク消すイメージとか、フクロウのイメージとか。
もっと抽象的なイメージだと空気がどんな形になって出てくるかとかもイメージしながら。
笛の練習って想像力と身体能力を使うからなんだか楽しい。
そして、ふと考えると一本の竹の一部とこんなに向き合ってる自分がおかしく思えてくる。

今は父さんのお古の篠笛を借りてるけど自分の欲しいな。黒、かっこいいな。
もちろん、音色が大事なのだけど、やっぱかっこいい方がいいよなー。
先日友声楽の友達が出演するコンサートに行ってきたのだけどそこでフルートの方も出演していた。その音色もとても素晴らしかったのだけど、フルートがギラギラと輝いてるのをみて、「いいな…光るの」って思いました。篠笛をギラギラにできないのかな、、。いやいやそんなことより、音が出るようにならなきゃ。今地元のお囃子保存会では中学生の子が篠笛をはじめたばかりらしいので勝手にライバル視しようと思う。