私の思考とドングリの思考

滞在8日目。

あるドングリの筋がはっきりしていて脳のようにも見えた。
植物がそれぞれ備えている生きるための術を知ると植物に意思があってもおかしくないと思う。けどちょっとこわい。

朝素焼きの窯入れをする。市山ちゃんの焼物のところに私のもいれてもらう。覗き穴があったので覗こうとそたら滅茶苦茶あつかった。。
当たり前か。

大きめの物の形成はもう終わりにしてあとは小さめのをつくろうと思う。一昨日のドングリを混ぜてみたけれど明らかに物足りない感じがしたので再びドングリひろい。殻を撮り易くるすため前回かなりフライパンで炒ってしまったけど今回軽く炒るだけにしておいた。そうしたら今回中身がわりときれいなまま取り出せた。種類は同じなのだけどそれぞれ状態の差があって観察しながら殻をわる。

ここから目がでて木になっていくわけだけれどよくみると放射状に筋が入っていて今後の木としてのシュミレーションがなされているような気がしてちょっと申し訳なくなった。

虫食いも多く栄養分豊富なお家のようなっているドングリが結構あった。虫ははっきりいって苦手だ。けど虫の種類を調べたり、生きる術を知るのは楽しい。ドングリを住処とする虫って何種類くらいいるんだろう。ドングリの好みとかあるのだろか。
といいつつ犠牲になってしまった虫に申し訳ない。

と、ドングリの話ばかりになってしまった。けれど制作の過程の中でいろんな学びがあるっていうのはおもしろいことだし、作品の栄養分にもなると思っている。
日がたつにつれて、「こんなこともしてみたい。」とかていうことが出てくる。一方でそれでよいのかという悩みが増えていく。やってみないとわからないのはもちろんだけど「これはいい!」という勘がもっとさえてくればいいなと滞在制作をしていてよく思う。


夕方になって市山くじらやに成富さんと丸尾焼のゆうやさんがやってきた。成富さんに会ったのは実は6、7年振り。今回おなじ街中ギャラリーに参加しているのでうれしい。

話はかわるけれど2009、2010年と2、3回来島し長期の滞在制作も行っていた種子島で今アートプロジェクトが再び進行中らしい。台湾から作家が来島しているみたい。

http://mokuzo-sugihara.com/tanegashimaart/about/about.htm


30分で日記書くと大変!