イメージと手の動きの時差/ご飯のこと

天草滞在7日目。
滞在日数の3分の1も過ぎてしまった。
朝から雨。
乾燥次第では素焼きをということだったけれど明日に延期。

メインの作業は新しく形成する作業と磁器の削りだし。
今日は内田皿山焼さんのところで手にいれた粘土を出してみる。タタラ用の粘土とのこと。手触り的にはなんか懐かしい感じがした。勝手に表情をつくってくれるような感じがした。形は特に決めずに粘土を練り出す。詰まったら絵にしてみる。けど結局、絵とは同じにならない。イメージを形にしているのか、偶然の形を目にしているのか。どちらかというと粘土でドローイングしている感じ。そこにイメージを足しているような。けど一貫して考えてるいることはおんなじ。

次は削る作業。

磁器は簡単に削れる。つい入りこんでしまう。なぜだろう。
理由の1つはすぐ削れるから。イメージと手の動きに時差が少ないからだと思う。
うまく表現できないけれど、あとは単純に削り心地がいい。
ただ、やりすぎるとまとまりすぎて嘘っぽくなっていく。

削るものを移動しようとしてそっと板の上に置いたはずがぱかっと割れてしまった。きめが細かいほど割れ易い。磁器の中の一粒一粒の粒子のことを想像してみる。何事も受け入れるしかない、あるがままに生きる、みたいな性格の粒子ばっかりだった。


それとテストピースも用意。昨日砕いたいろんな物を置いてみる。量をケチりすぎで全然わかんなかったら悲しい。


ブログはご飯の前か後に書いている。30分が目標だけど大概オーバーする。
料理は市山ちゃんと交代で担当していているのだけどお互いの知恵の出しあいが勉強になる。また、市山くじらやさんのお皿を使うのも楽しい。
丸尾焼で制作した時、お昼ご飯が当番制だったのが楽しかった。私2回くらいしか担当しなかったけど、そうゆうことができるっていうのは場作りをする上でいいことだと思う。
種子島の滞在では頂きもの海の幸を使い方がわからず最初は苦労した。(大量のウニの殻を割って結構カラ割りが上手くなった。)人が多くなるとそれぞれアイディアを出し合ってだんだん食事の場をつくることができた。そうゆうのは結構スリルがあって面白い。どうしよう……ってなることもあったけどなんとかなる。
といいつつ、料理の腕はあんましあがらない。

そういえば私が天草入りした日、高橋素晴さん(おむすびさんで紹介)も来ていたことが今日判明。天草で会えたら面白かったのに。風来坊というゲストハウスで開催された笑顔の祭りに来ていたとのこと。

素晴さんといえば今週末こんな企画が開催される。「高橋素晴の『海で生きるチカラ』学校」。私はチラシのデザインを担当させてもらった。小学生対象だけど参加したい!
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